■3種の地ブドウのまとめ役！
26175：DE BATZ Saint-Mont Blanc
ドゥ･バッツ サンモン･ブラン（白）

甘☆☆☆☆★辛　樽熟

産地：フランス　シュッドウェスト
葡萄品種：グロマンサン、プティクリュ、アルフィアック
生産者：プレイモン

樽熟×地ブドウの組み合わせ。いきなりの変化球がカリテらしいです。
酸が強く若干硬いグロマンサン、レモンや蜂蜜の香りでコクがあるプティクリュ（プティ・クルビュ）、繊細な味わいのアルフィアックといずれもフランス南西部ならではの品種です。これらを個性をまとめあげるのは樽。5ヶ月の樽熟で仕上げます。
新鮮なブドウの香りと柔らかい酸味、上質なお酢をやさしく煮詰めたような旨味、後口に残るフルーツの香り。ヘタな樽熟ワイン特有のしつこい味はなく、飲み疲れしない心地よいワインです。

旨味があるのでお酢や醤油を使う和食に合います。シンプルな卵料理、ゆで野菜とも。飲み頃温度は8〜11℃。

■樽香をぞんぶんに楽しむ！リッチな白
26130：ICARE Chardonnay
イカール・シャルドネ（白）

甘☆☆☆☆★辛　樽熟

産地：フランス　ラングドック地方
葡萄品種：シャルドネ
生産者：アリニャン・デュ・ヴァン

次は国際品種シャルドネ。シャルドネは本当にいろいろな姿に変わりますがこれは樽熟を堪能するのにうってつけの１本。圧倒される豊かな樽の香り。バニラ、白い花、ローズマリー、かすかに桜の木のスモークの香り。ワインが喉を通った後にも鼻の奥に香りの余韻が心地よく残ります。とはいえ豊かな果実味があるため味わいと香りのバランスはよく、非常にリッチ。アタックはやわらかで舌ざわりはクリーミー。

合う料理は鶏肉や白身魚。バターソースやクリームソース系が合います。米料理、鴨肉のソテーも。最初は8℃くらいに冷やし、温度が上がるにつれ変わる香りと味を楽しんでください。

■あふれる果実味を樽でこなす絶妙バランス
26529：Heredad Bienzoval Tint
エレダツ・ビエンソバル・ティント（赤）

軽☆☆☆★☆重　樽熟

産地：スペイン　リオハ
葡萄品種：テンプラニーリョ､ガルナッチャ
生産者：ボデガス･エスクデロ

樽香と果実味が絶妙、モダンな味わいのスペインワイン。ブラックベリー、カシスなどの凝縮感ある果実、なめし皮の香り。アタックは滑らかですがしっかりと果実のボリューム感が広がり、後からきめ細かくバランスよいタンニンが味わいを引き締めています。するりと飲めてじわじわ美味しい、ちょうどいい１本。

鴨、牛、鹿などの赤身肉のロースト。ソースが添えてある肉料理とは特によく合います。飲み頃温度は14℃前後。

■晩熟ブドウがかなえるどっしり樽フルボディ
26625：L'Esprit d'Eloi
エスプリ・デロイ（赤）

軽☆☆☆★☆重　樽熟

産地：フランス　ラングドック地方
葡萄品種：プティ･ヴェルド
生産者：シャトー・ギュエリー

プティ・ヴェルドはボルドー原産のブドウ品種。ほかのブドウより熟するのが遅く、ブレンド用に使われることが多いですがその甘い香りに魅せられたシャトー・ギュエリーはプティ・ヴェルド100％のワインを造ることを決意。ラングドックの気候と土壌とぴったりと合い見事な完熟ブドウが完成。煮詰めたプルーンのような厚い果実味、シナモンや八角の甘やかなスパイス香、熟したタンニンで濃厚に仕上がりました。濃厚なブドウを受け止めるのは樽、新しい小樽で12ヶ月の熟成です。
※ちなみにプティ・ヴェルドを植えた2004年は当主の息子Eloiが生まれた年。プティ・ヴェルドの原産地、ボルドー出身の思想家モンテスキューの著書「De l'esprit des lois」をもじって「L'Esprit d'Eloi（エスプリ・デロイ）」という名前のワインとなりました。

煮込み料理、甘味噌などを用いた中華、すき焼きなど。飲み頃温度は16〜18℃。

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