イタリア、シチリア島のレストランや酒屋では必ず目にするドンナフガータのワイン。
置いていない店を探すのが大変なほど、地元では人気です。

この「アンシリア」はドンナフガータ社で考案された最初のワインであり、ロングセラー。世界でもっとも味わわれているドンナフガータワインと言っていいでしょう。2018年にワインのラベルサイズを変更しましたが、それまでのイラストの雰囲気を壊さないよう細心の注意をはらって描き直しをしました。

アンシリアとはシチリア島 コンテッサ・エンテリーナにあった古代都市「エンテッラ」のローマ時代の呼び名。歴史ある都市に敬意をこめて、同じ場所で生まれるこのワインに「アンシリア」と名付けました。
青銅器時代からギリシア古典期にかけてシチリア島に居住していたエリミ民族。ローマの治世下で他の民族とまじりあい、消えていったエリミ民族のはかなさとミステリアスさをたたえた少女がラベルに描かれています。

麦わらのように明るいイエロー。味わいはフレッシュ、きりっとしながらも奥ゆきの深いワインです。白桃や黄プラム、白い花の香りがよく、ほのかなミネラル感とのバランスが非常にすぐれています。
レストランではデイリーな使用に好まれており、少し贅沢なランチタイムにもよく提供されます。きりっとした飲み口が魅力のため、蒸し暑い夜や雨の日など気分を変えたいときにもおすすめです。

9月上旬に葡萄を収穫し、その後ソフトプレスへ。温度調整をしたステンレスタンクにて発酵を行います。その後短めの瓶内熟成を2ヶ月経て出荷されます。熟成期間が短くフレッシュ、ジューシーな味わいに仕上がります。
アルコール度数は12.7%

飲み頃温度は9−11℃と十分に冷やして。グラスは中程度の大きさがおすすめです。
飲む直前に抜栓するとこのワインの香りが十分にお楽しみいただけます。

魚、エビやカニ、貝など海の幸全般。ブイヤベースが特におすすめ。
鶏料理やトマトを使った焼きチーズ料理、ナスなどの野菜料理。
トマトとバジルのブルスケッタ。

・イギリスのワインコンペ「インターナショナル・ワイン・チャレンジ（International Wine Challange)」にて銀賞受賞 2000
・イタリア ガンベロロッソ社発行の「l'Almanacco del Berebene」にてAward price qualityを受賞 2006
・イタリア「Slow Food Guida al Vino Quotidiano 2006」にてBest quality/price rating受賞