粘土を成形して焼いたツボ「アンフォラ」。
外気の温度変化に影響しにくく、酸素を通しながらゆっくりと熟成させてゆく
昔ながらのアンフォラワインが再評価され、ふたたび注目を集めています。
古典的なスタイルを継承しつつも、革新的なワインをリリースする
ヴィッキオマッジョが贈る注目のアンフォラワインです。

しっかりと力強いフルボディ。フルーティーでジューシー。
香り高くハーブ香が漂い、奥にスパイシーさも感じます。
適度な甘さとほっこりとする余韻があり、非常に贅沢な味わいです。
ワインの名前「アンフィアラーオ」はエルトリア時代にアンフォラに絵を描いた人物に由来。


（素焼きのアンフォラ壺）

■畑情報
トスカーナ州南部、マレンマ地区より。
海抜数メートルで平坦、沿岸部から12キロとほど近く海風の影響を大きく受ける場所です。
土壌は砂質、冬場は温暖、夏は暑くて低湿。
ブドウは2000〜2006年に植樹。樹齢は20年〜。

■醸造法
50ヘクトリットルのステンレスタンクにて12日間、アンフォラで12ヶ月間熟成。
使用するアンフォラはワイナリーから10キロほどの距離にあるインプルネータ村の良質な泥を使用したこだわりのもの。


（海が近く平坦なマレンマ地区）

飲み頃温度は16〜18℃。

パルミジャーノやズッキーニを詰めた野菜のオーブン焼き、パスタ、牛肉や鶏肉料理。フライドチキンとも。

・イタリアの最もポピュラーなワイン評価誌「ガンベロロッソ（Gambero Rosso)」で
　ドゥエ・ビッキエーリ（非常に良質）受賞
・ジェームス・サックリング（James Suckling）92点
・ルカ・マローニ（Luca Maroni）91点
・アントニオ・ガッローニ主宰するヴィナス（Vinous）90点
・ワイン雑誌「ワイン・アドヴォケイト（Robert Parker Wine Advocate）」92点

■カステッロ・ヴィッキオマッジョ（Castello Vicchiomaggio）
トスカーナの歴史あるカステッロ・ヴィッキオマッジョ城。1964年より現在のマッタ家が所有し、ワイン造りを行っています。
地元の人に愛されるワインを探して訪ねたトスカーナの、とあるレストランで熱くおすすめされた１本のワインがヴィッキオマッジョとの出会い。古典的なスタイルを継承しつつも革新的な技術を積極的に取り入れたワインはトスカーナのフィロソフィーを感じさせながらも新しい。昔も今も私たちを驚かせ続ける造り手です。
カステッロ・ヴィッキオマッジョ公式ホームページ（イタリア語）


(グレーヴェ・イン・キャンティにあるヴィッキオマッジョ城）

(当主のジョン・マッタ氏とその妻、4人の子供）