■ヴィグノーブル ギュンター＝シェロー（VGC Vignobles Günther Chereau）
フレッシュ感と軽快な酸味で愛されるロワール渓谷地方のワイン「ミュスカデ」。
ヴェロニクとオロールの母娘を中心とした家族経営のワイナリー「ヴィグノーブル ギュンター＝シェロー」は
テロワールの長所を引き出す、多様なスタイルのミュスカデワインの作り手です。
彼女らが所有する複数の畑は先祖代々引き継がれたもので、土壌や標高、条件は様々。
そのため同じブドウを植えても異なる味わいになります。
彼女らのポリシーは複数の畑でとれたブドウをブレンドをしないこと。
テロワールのおもしろさ、奥深さを提案してくれます。ぜひ飲み比べをお楽しみください。


(写真は娘のオロールと母のヴェロニク）

メーヌ川に沿った崖の上にあるシャトー・テボー。2019年にクリュとして認められた区画です。
土壌は花崗閃緑岩（地中深いマグマの結晶）と片麻岩。崖の上からメーヌ川に向かう、わずかな丘陵地部分にたくましく根をおろす平均樹齢60年の古樹の果実から生まれた、新たなミュスカデです。

旨味たっぷりの澱のワインの香味に厚みや複雑さを持たせる伝統的な製法シュールリー。通常のワインは6〜14ヶ月の熟成期間ですが行いますが、「クリュ・コミュナル・シャトー・テボー」は少なくとも24ヶ月間の超長期熟成を行います。
みずみずしいしいトロピカルフルーツやシロップに漬けた白い果実、ブドウそのものの充実した香り。さらにリコリス（甘草）や火打石のようなスモーキーさ、トースト香も楽しめます。熟成によって生まれた美しい丸みを持つ反面、心地よい苦みもある味わいが特徴的です。

伝統的なシュールリーを少なくとも24ヶ月間。

飲み頃温度は14℃前後。
長期熟成にも耐えれるため、ヴィンテージから10〜20年経っても楽しめます。

魚（川でも海でも）や貝類、魚介全般によく合いますが白身の肉、レバー、甘いパン、チーズとのペアリングもぜひ試していただきたいです。
普段飲みからガストロミックなお料理にまで、食前酒としても幅広く活躍する１本。